セネガル:街の様子

2022年08月23日

◆ご近所にいる孔雀◆

 

私の前の邸宅には、孔雀が数匹住んでいる。もちろん放し飼いで、道路でお散歩をしているところや近隣に出張しているところを時々見かける(そもそも飼っているのか)。

 

彼らに対して、ある疑問が湧いた。大雨が降る雨季はどこにいるのか。

 

なお雨季の雨が降っていない早朝は「クゥオーン」といつもの甲高い鳴き声が響き渡るので、元気に生活をしているようである。

 

雨が上がった後、自宅の近くを散策していた。すると、建物の影から何かが私の目の前に飛び出した。

 

そのなにかと目が合うと、驚いた表情となり、私から急いで離れていってしまった

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そして、数メートル離れた場所で、そのなにかは止まり、向きを変え私を見つめた。

 

 

◆やつとの遭遇◆

 

なかとは例の孔雀だ。人馴れした孔雀で、久しぶりに見た。なお、私は近所にいる孔雀を他の孔雀と区別して、孔雀王と呼ぶことにしている。

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懐かしく感じつつ近づいたが、孔雀王は特に逃げようともしなった。更に近づくと、体の向きを変え、私のことを無視し、建物の地下の駐車場を覗きだした。

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孔雀王の5メートル前で止まり、孔雀王を見ていると、突然ジャンプをし、腰の高さの塀の上に飛び乗った。

 

孔雀王は建物のガラスに映った自分の姿にうっとりとし、「ニーホ」と鳴いた。相変わらず自己愛が強いようである。

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次に辺りをきょろきょろと見回し始めた。

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突然、建物の窓ガスが叩かれる音が響いた。音のした窓を見たが、人影などはまったく見られない。不思議である。なお、この音に対して、孔雀王は無反応であった。

 

孔雀王は再び「ニーホ」と鳴き、塀から建物の前に飛び降りた。

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孔雀王は外壁の設置されているエアコンの前を歩き、植栽に入った。この場所は、孔雀王のリビングなのかもしれない。

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雨季を楽しんでいる孔雀王に出会いました



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2022年08月22日

※8月19日からのつづき

◆雨季の恵沢◆

 

雨季は悪いことばかりではない

 

雨が全く降らず、低い気温の乾季を耐えた樹木が芽を吹き、道路に緑のトンネルをつくるからだ。

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更に、火炎樹が炎の形をした真っ赤な花を咲かせ、街が美しく色づく。

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雨季は自然の生命の息吹を実感でき、そして美しい季節でもあるのだ。

 

 

◆大通りが浸水◆

 

雨脚が強くなってきた。このような状況で、ビニールの屋根の下、商売を頑張っている露天商が目に入った。粗末な店舗で雨漏りがほとんどないのは、セネガルテクノロジーのためであろう。

 

幹線道路は渋滞がひどくなった。ついに浸水が始まったのであろうか。

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そして雨は大粒になり、道路で見かけるのは、傘を売っているバナバナくらいになった。なお、バナバナは物売りのことで、雨が降ると傘を持ってどこからともなく現れる

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そして極めつけはこれ。

海岸線沿いにある大通りのコルニッシュ・ウエストが、浸水してしまったのだ。

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なお、この時車は、慎重に進んでいたが、雨が更に降る続けると、水位が増し、エンジンに水がかかるようになり、通行が出来なくなる。こうなると、道路ではハザートランプを点滅させながら、動けなっている車も発生し、道路は通行止めとなる。

 

この日は、雨が降ったりやんだりを繰り返し、7月の末にも関わらず、雨季の終わりのような天気であった。

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暫く、このように生活には不便な日が続きますが、11月に入ると、殆ど雨が降らない快適な乾季になります。

 

それまでの辛抱です

 

おわり



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2022年08月20日

◆ダカールの雨季の様子◆

 

一日のお仕事を終え、アパートに戻り、ベランダにでる。

 

目の前に広がる暮色の大海に雲霞が押し寄せており、虚無の陰翳にくまどられていた。雨季の空である。翌土曜日は、大雨が降らないことを祈りつつ、ベットに入った。

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土曜日は、久しぶりにカルフールでお買い物をすることにしていた。自宅から徒歩、約1時間の場所にある。適度な運動になり、健康に良い

 

夜間、雨が降ったらしく、アパートの前の道路には砂が溜まっていた。

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道路に砂が溜まる原因は、雨が降ると道路が川になり、運ばれた砂がその場所に残るからだ。

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更に、あちらこちらで、大きな水溜まりが見られた。道路の勾配がよくないのと、雨水設備が有効に機能していないからであろう。

 

 

◆水溜まりは危険なのだ◆

 

このような水たまりを素足に履いたサンダルで歩くのは勇気がいる。

 

と言うのは、ダカールでは日常的にマンホールから汚水があふれ出ており、これが雨と混じっているからだ。すなわち、うんこ、おしっこ、雨が混じった水溜まりなのである

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更に、大雨が原因で大木が倒れ、道路がふさがれているのも見られた。

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ところで、ダカール市内には露天商が多くある。メディナ地区の歩道には、両側にびっしりと出店が並び通路が狭くなり、すれ違うのも苦労するほどである。

 

出店はまともな屋根がないお店が多く、これで雨季を乗り切ることが出来るのであろうか。このようなことを考えていると、カルフールに行く途中で、タイミングよくメディナを通ることになった。

 

営業しているお店はあるが、撤退しているお店も目に付いた。やはり、雨季は商品が雨に濡れて、商売になりにくのであろう。

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カルフールに近づくと、雨が降り始めた。

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つづく



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2022年07月07日

◆明るく道路を照らします◆

 

コルニッシュ・ウエスト通りに最近できた遊歩道で、陽が暮れてから多くの人々が銘々好き勝手なことをしている中、私もお散歩をしばらく楽しんだ

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遊歩道を端から端まで歩き、深い満足感に満たされたので、自宅に戻ることにした。途中、ダカール市内中心に入る手前で、道路を照らしている二つのものが目に入った

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1つは以前からある電光広告塔である。

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面積が広いためか意外と明るく、自宅のアパートらかでも、その光が闇を破っているのがはっきり見える。

 

 

◆開発中のエリア◆

 

もう一つは、現在建設中の高層ビルのダカールタワーの広告塔である。看板を照らしている照明が明るいため、道路や歩道もついでに照らしている

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仮囲いの上にクレーンが見え、工事が地下部分から地上部分に進みつつあるのを感じた。

 

コルニッシュ・ウエスト通りのこの辺りは、現在ダカールタワー、遊歩道、ゴレの記憶、モスクなどの目立つものが同時に建設中であり、これらが完成する3年後に訪れたいものです



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2022年07月05日

◆運動大好きセネガル人◆

 

夜になると、遊歩道は昼間とは異なる顔を見せる。

 

遊歩道に設置された照明が一斉に点灯され、闇夜の中、遥か彼方まで点々と続いていた。

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小径に併せて新しく作られた植栽は、まだ青々としており、みずみずしさが感じられた。

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ステージの脇には、ビーチに降りる階段があり、手すりに正体不明のお兄さんが、何をすることもなく、ぼ~としていた。

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この時は引き潮で砂浜が広がっており、遊歩道の照明から零れ落ちる灯りが、ビーチを照らしていた。

 

その中、運動好きなセネガル人らしく、夜にも関わらず筋肉トレーニングを真剣に行っている人がいた

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セネガル人の運動好きは、子供の頃から見られる。というのは、多くの子供たちが、陽が暮れているにも関わらず、ブランコを楽しんでいたからだ。

 

彼らは、激しくスイングし、中には背中を押してもらっているお子様もいた。

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◆遊歩道を進む◆

 

小石が敷き詰められた歩道を歩くと、しっとりとした空気が躰に纏わりつき、潮の香りがした。闇が躰に浸透してくるようで、体の機能が整いつつあるようであった。

 

多くの人が雑談していたり、お散歩をしていたりしているが、遊歩道は距離があるため、人々とは密集することなく快適だ

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コンクリートの床の歩道が二つに分かれた。一つは、コルニッシュ・ウエスト通りと平行に走っており、もう一つはビーチへ下っていった。

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ビーチへ続く歩道を進む。ここも照明が程よくあり、足元に不安はない。

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右手に、笛を持った人型のオブジェ、ミレニアムが現れた。

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ミレニアムの後ろにあるスロープを上がると、ミレニアムの前にでた。

 

来た方向を見ると、コルニッシュ・ウエスト通りを照らしている街灯が、市内中心迄続いていた。

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人々は、週末の夜を遊歩道で楽しんでいました



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