カーボベルデ

2022年08月06日

◆行の便よりも良い機内食◆

 

安定飛行に入ると、午前0時近くにも関わらず、機内食が配られ始めた。

 

飲み物は、胃を刺激しないようにオレンジジュースとした。

 

今回の機内食は、行の便とは異なり、一品多い。それは、カーボベルデエアラインズと書かれたケーキだ。

 

サンドイッチは、行の便と同じチキンとチーズが挟まれたものだ。食中毒になることを恐れて、持ち帰り、翌日の朝食とすることにした

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離陸して、1時間ほどでダカールのカップベール半島の灯が見え始めた。あっという間のフライトであった。

 

いや、ダカールの灯を見たら、フライトだけでなく、今回の旅もあっという間のように感じた

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着陸し、シートベルト着用のサインが消え荷物棚を開けると、小さな袋が落下した。どうやら、他の乗客が私の断りなく、私の荷物の上に、この袋を置いたようである。

 

カーボベルデは、ダカールから近く、人々も親切で旅行先としては悪くないが、ビザ代と空港保安税が高いため、国内旅行のように、気軽に行き来ができないことが、誠にもって残念である

 

 

◆空港タクシーは快適◆

 

入国審査及び税関では、グループの観光客に交じって、質問をされることなく通過できた。

 

ターミナル内の出口手前で、タクシーの手配師につかまった。

 

空港から市内までバスもあるが、深夜は本数が少なくなる。よって、タクシーを利用することとした。

 

運賃表が表示されており、深夜の時間帯で、市内中心部までは18,000FCFA3,500円)プラス、高速道路使用料2,000FCFA400円)である。

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空港から市内まで60キロほどあり、ガソリン代が日本と変わらないことを考えると、この料金が高いのかは微妙である。なお、ダルエスサラームも、料金表があったが、交渉で値引きが可能であった

 

ターミナルは色鮮やかにライトアップされており、その前で客待ちをしている手配師に案内されたタクシーは、まだ新しく、快適なラストランを飾れる予感がした

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今回の旅で1kg痩せた私を乗せたタクシーは、対向車線の車のヘッドライトを眩しく感じながら、路面を照らすLEDの下を疾走した

 

カーボベルデへの旅(完)

 

 

【旅行諸費用】

合計:€538.1

(内訳)

・航空券            €352.9

VISAと保安税            53.5

・宿代                  70.0

・交通費(航空賃以外)    53.5

・飲食代              6.2

・雑費                     2.0



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darmark2 at 02:30コメント(4)

2022年08月05日

◆変更は多いが、問題はその言語◆

 

出発30分間になっても搭乗案内が始まらない

 

携帯を充電しながら待っていると、予定よりも25分遅れで搭乗案内が始まった。

 

しかも、遅れただけでなく、ゲートも勝手に変えられており、更に英語で案内があった。

 

英語を理解できる私は、いち早くそのことを察知し、変更されたゲートからバスに乗り込んだ

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カーボベルデは西アフリカであるが、どうも、特に空港関係では、フランス語は通じにくいらしい。

 

カーボベルデエアラインズの安全のデモンストレーションは英語のみであり、機体からターミナルへの移動のバスの中での説明も、英語のみであった。

 

更に街中では、フランス語はほとんど聞かれず、ポルトガル語(多分)が主流であった。

 

 

◆怒り狂うキャビンアテンダント◆

 

結局、一番乗りした機体は、行と同じB737300。しかもCorbex Transとペイントされているところも同じだ。もしかしたら、CAも同じ人かもしれない。

 

席は一番前の1D。この機体には、ビジネスクラスはないのだ。

 

足元が広いのはよいのだが、手荷物を前の座席の下に置くことができないのは残念

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金髪で30歳中ほどの女性のCAは、搭乗時に「Bonsoir」と挨拶をしていただいたのだが、なぜか機嫌が悪そうである。

 

事実、空港職員が、1回目のバスの乗客を乗せ「OK」と言うと、そのCAはその職員に向かって「OK. For what ?」と食ってかかっていた。

 

更に、2台目、3台目のバスが、なかなか来ないことに腹を立てているようで、「わずか1時間20分のフライトで、乗客を長時間待たしている」と空港職員に激しく文句を言っていた。

 

CAと空港職員のバトル、更に出発前のコクピット内の準備の様子が、開いているドアから見られたなど、乗客が退屈しないようにとの、サービス精神が旺盛なキャリアだ

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結局、50分遅れて出発したのだが、その間は、特にCAのエキサイトぶりのおかげで、退屈せずに過ごせた

 

高度を上げる機体から窓の外に目をやると、先ほどまでいたエスパルゴスの灯が眼下にあった。

 

エスパルゴスでの出来事は、もはや、はるか遠い過去のように感じていた

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darmark2 at 02:30コメント(3)

2022年08月04日

◆意外と厳しい保安検査◆

 

保安検査は結構厳しかった

 

まず、空でも500mlのペットボトルは持ち込み禁止で、持ち込み禁止品を捨てるためのごみ箱が、検査前に用意されていた。

 

ダカールの保安検査では、ひっかかることがなかったベルトに装置が反応し、ベルトをとり、もう一度検査をさせられた。

 

なお、靴はサンダルなので、履いたまま装置を通過できた。

 

一方出国審査は、オフィサーと全く会話をしないで、1分と経たずして、通過してしまった

 

 

◆まずはお食事と土産物を購入してくれとのことか◆

 

入国審査を通過すると、目の前にカフェがあり、その近くに免税店があった。免税店は2店舗あり、どちらかが、必ず営業をしているようだ。

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また、普通の食堂もあり、ビールも飲める。なお、食堂の隣はオープンスペースとなっており、満点の夜空が見える完全な屋外であった。

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この場所は、まるで、公園のような作りであった。

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なお、どのお店もユーロなどの外貨でしか、支払いができない。(クレジットカードは多分OK

 

 

◆制限内エリアは水のパラダイス◆

 

免税店及びカフェエリアを通り過ぎ、搭乗口へ行くには、いったん屋外に出ることとなる。

 

この時期は乾季のため、ジャンパーは必要ないが、この時間は25℃であるダカールよりも、45℃気温が低いため寒く感じる。

 

屋外スペースにはベンチが置かれ、色が変わるライトで照らされた池が横たわっていた。

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乗客は、嬉しそうにそれらをバックに写真を撮っていた。

 

 

◆ラゴス行の搭乗口前では◆

 

搭乗口は4,5ほどあり、近くにはトイレ及び携帯を充電するためのUSBポートやコンセントがあった。

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電光掲示板には、ダカール行きの便以外の搭乗ゲートは表示されていないが、なぜかラゴス行の搭乗ゲートに乗客は集まり始めた。

 

そして出発45分前に搭乗案内が始まり、長蛇の列が発生した

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ラゴス行の機体は沖止めで、ターミナルとバスが往復することとなり、出発15分前になっても、搭乗する乗客がいた。

 

ラゴス行の便の登場の様子を見ていたら、出発1時間前になったので、ダカール行の便の4番搭乗口前へ行くこととした



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darmark2 at 02:30コメント(0)

2022年08月03日

◆次は1階のレストランでお食事を◆

 

出発までまだ4時間以上ある

 

2階のフードコートの次は、1階のレストランで、しばらくのんびりとすることとした。

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手持ちのエスクードは250円程なので、入口に立てかけられているメニューで、予算内に注文できるものを、まずは確認する。

 

トーストが130円、エスプレッソが60円とあり、何とか予算内に収まりそうである。更に夕食としてもちょうどよい内容である

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店内の中央やや左にカウンタがあり、ここで注文と同時に料金を支払い、できた料理を自分でテーブルに運ぶシステムである。

 

注文をすると、カウンタにいる男性のスタッフが、トーストを取り出し、その中にチーズを挟み、トースターで焼き始めた。その動きには無駄がなく、好感をもってしまった。

 

店内は、横に長いガラス窓から、室内がまんべんなく見えるようになっている。細長い店内の左側の席で家族が食事していたので、右側の誰もいない席に料理を運んだ。

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ところで、注文した料理は、すでに紹介したチーズ入りトーストとお紅茶。胃の調子が良くないときには、ちょうどよい量である

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お食事をしていると、若い女性旅行者3人と兵士が近くの席でお食事を始めた。彼らはお皿に入った温かいスープを飲んでいたので、夕食メニューがあるかもしれない。

 

出発まで3時間30分を切ったので、レストランを出て、ベンチで出発の準備をすることとした。

 

 

◆意外と早くチェックインカウンタが開いた◆

 

天井には、青いイリュミネーションが並んでぶら下がっており、その下で、何人かの旅行者は横になって転寝をし、手続きが始まるのを待っていた。

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すると出発まで3時間15分ほどあるにも関わらず、大勢の人がチェックインカウンタに向かって移動し始めた。

 

チェックインカウンタがあるスペースの入口で、係員からパスポートのチェックを受け、そして中に入るとびっくり。

 

アフリカ人の長蛇の列があったからだ。

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◆彼らの正体とは◆

 

彼らの中には、セネガルでよく見かける“Mammadou Ndiay”の名前が書かれたバック持った人もいるが、これほど多くの人がダカールへ行くとは思えない。

 

彼らの会話に耳をそばだてていると、彼らは英語で話しており、さらに荷物につけられたタグはVR629であった。これは、行の便のものであろう。

 

VR629は、ナイジェリアのラゴスからサル島への便である。

ナイジェリアの公用語は英語であるので、乗客の大半はラゴス行の便の乗客であることが分かった。なお彼らは、ピジンイングリシュではなく、クイーンズイングリッシュを話していた。

 

なお、後でわかったことだが、この時間帯には、固まって4便あった。

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◆長蛇の列にも関わらず、スムーズにチェックイン◆

 

長蛇の列にも関わらず、意外にも早く列が進み、ストレスを感じることがなかったのは、私がアフリカに慣れてきたことにもよるのでもあろう

 

3つあるカウンタの中の一つで、ビジネスクラスの乗客を優先的にチェックインさせており、もう一つのカウンタでは10人ほどの団体が手続きを行っていた。

 

残りの一つのカウンタで、私の手続きを行い、特に何事もなく、搭乗券を取得することができた。

 

次は保安検査である



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2022年08月02日

◆これがエスパルゴスのカフェだ◆

 

給水塔の麓にいくつかカフェがある。

 

その中で、ミニバス乗り場から、徒歩78分のところにあるカフェ“パラリア・サブラ”で休憩をすることとした。

 

白いファサード、ガラス窓に描かれたバゲットの絵、そして入口脇のテラス席からはモダンな府雰囲気があり、最近できたばかりのパン屋さん兼カフェであろう。

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店内では女性一人がお茶をしており、しばらくすると、おっさんやお兄さんが次々と入店し、結構流行っているようだ。

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カウンタへ行き、透明なガラスの陳列ケースの中にある、美味しそうなプリンケーキとヨーグルトとエスプレッソを注文した。

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プリンケーキはまさしくプリンで美味しく、ヨーグルトは食中毒の胃には、よさそうであった。

 

エスプレッソは、凝縮したお味で、これはダカールで飲むものと変わりはない。

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一息つき、英気を十分取り戻したところで、お店を出ることにした。

 

手持ちのエスクードで足りるのか、恐る恐るお店の女性に値段を尋ねると、わずか、190円であった。これはダカールの三分の一程度である

 

カーボベルデの余韻をできるだけ長く感じていたく、エスパルゴスから空港へは徒歩で向かった。

 

舗装された歩道は十分な幅があり、途中、ジョギングをしている人や、自転車で島を巡っている人に追い抜かれた。

 

 

◆空港のフードコートへ◆

 

空港に到着すると、出発までまだ6時間ある。チェックインカウンタは当然開いていなく、しばらくどこかで時間をつぶす必要があった。

 

確か、到着時に2階でフードコートを見つけたことを思い出した。カフェは1階にもあるが、まずは2階へ行くこととした。

 

ターミナル内は無料のWiFiがあるが、携帯のバッテリが少なくなっていた。1階のカフェにはコンセントはなかったので、2階のカフェにあることを期待した。

 

フードコートは、2階の隅にひっそりとあった。ここを利用している人は、空港職員以外は見かけなかった。

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2階のフードコートにはコンセントがある◆

 

すると、日頃の私の行いが良いためか、2か所のコンセントが見つかった

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充電用のアダプターのコードが届く席に陣取り、エスプレッソを注文した。エスプレッソと一緒についてきた砂糖二袋は、アフリカらしいデザインで、可愛らしさがあった

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◆カーボベルデの物価◆

 

ところで、空港にも関わらず、エスプレッソはわずか60円であった。

 

カーボベルデでは、コカ・コーラのような輸入品は、高いのであろう。ちなみにコカ・コーラ500mlは150円。セネガルでは45円程。

 

 

◆ここでも親切なカーボベルデ人に出会う◆

 

このフードコートでも、カーボベルデ人は人当たりが柔らかいうえに親切であることを思い知らされた

 

携帯用のコンセントを探していると、近くにいた見知らぬ男性が、その場所を教えてくれたり、私の注文を取るために、わざわざ休憩中のスタッフを、お店の奥から呼んでくれたりと、まさしく“No Stress Island”だった

 

携帯を90%近く充電できたので、フードコートを出ることとした。

 

窓の外はすっかり、暗くなっていた。



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