タンザニア:日本へ/から

2019年08月12日

 

展望デッキから見る上げる空は、うす雲はあるものの、青空が広がり、そして風もほとんどない。時間が経つにつれて気温が上昇し、東京にも春の訪れが近づきつつあるのを感じた。

 

この穏やかな日が、私のタンザニア勤務の本当のラストデーである。
IMG_46082

イメージカラーが青である全日空の機体が、ボーディングブリッジに接続され、遠くまで並んでいる。

その姿は、全日空自らを誇っているようであった。また、それらの先にあるLCCの機体も、いじらしく見えた。
IMG_46079

ところで、離発着を眺めていたらあることに気が付いた

 

滑走路は井桁状になっており、着陸用の滑走路が並行して2本、離陸用の滑走路が着陸用とは別に2本並行してあり、着陸用と離陸用はほぼ90度の角度になっていた。

 

ひっきりなしに、この滑走路で離発着が繰り返されていた。

 

搭乗ゲートが表示された電光案内板を見ると、搭乗ゲートは搭乗券に記載された番号から変更されていた。

 

変更された搭乗ゲートはサテライトと言われるターミナルビルで、シャトルバスで本ターミナルビルと接続されている。

 

このシャトルバスバスは市内に走っているようなタイプで、車内に座席が十分にあり、サテライトビルまで3分ほどである。
IMG_46083

サテライトには売店が1つ、搭乗ゲートが3か所あり、通常のシートに加えリクライニングシート及びデスクもあった。

 

なお、乗客は1つの搭乗ゲート前にいるのみで、ターミナル内は閑散としていた。
IMG_46085

今回搭乗する機体は、3x3シートのボーイング737800。搭乗率は90%程だが私の隣の席には誰もいなかった。

ラッキー

IMG_46084

IMG_46086

予定どおり搭乗案内が始まり、乗客が席についたが、出発時刻になっても駐機場から離れようとしない。

 

すると、「搭乗が遅れている乗客を待っているので、もうしばらくお待ちください」とのアナウンスが入ると同時に、中年の女性3人が通路を後ろに向かって、いそいそと歩いていった。

 

どうやら遅れたのはこの女性達のようで、CAは彼女たちが機内へ入るタイミングでこのようなアナウンスをし、遅延を正当化すると同時に、彼女たちをも懲らしめたのであろう。

 

さらに、到着時に「定刻に到着でき、ご協力ありがとうございます」と、遅れて搭乗した彼女たちにとって、ダメ押しのアナウンスもしていた。さすが、ANAだ。

 

さて、15分遅れて飛行機は駐機場を離れ、途中、他の機体の離発着を待つことなく、滑走路に向かい、そして離陸した。

 

眼下には東京湾が広がっていた。
IMG_46090

しばらくすると頂に雪をかぶり、その下は雲に囲われている富士山が現れた。
IMG_46092

陽が水平線の彼方に使づくと同時に、街が闇に覆われ、その中を無数の光りが広がり始めた。

 

これらを見ていたら、つい先ほどまで3年間いたタンザニアのことは、もはやなにも思い出せなくなりつつあった。

 

通路では、いつもの飲み物のサービスが始まっていた。わずかな、飛行時間にもかかわらず、サービスがあることで、すでに日本にいることを実感した。

 

ミッションコンプリート


タンザニア編 おわり

 

【ウパンガエリアに咲く火炎樹】

IMG_45209



    このエントリーをはてなブックマークに追加
darmark2 at 02:30コメント(4)

2019年08月11日

 

まず、こちらが通常のチェックイン。


IMG_46071


グランドスタッフにチケットを渡し、搭乗券の発行及び機内預け荷物の手続きをしていただく。

 

また、自宅で航空会社のホームページからチェックインを行い、搭乗券をプリントアウトできるが、ここの空港のように、設置されている機械からも、自分でチェックインができ、搭乗券を手に入れることができる。
IMG_46072

そして、浦島太郎になったことを感じさせたものがこれ。セルフ機内預け荷物手続きマシーンだ
IMG_46069

使い方がよくわからないので、近くにいた係員に尋ねると、この機械を設置した意義の説明も併せてされた。

 

この手続きは簡単で、わずか1分で終了し、特にガジェットが好きな私のようなタイプの人間は、積極的にこの機械を利用することであろう。

 

またこの時、この機械を利用する人は少なく待ち時間がなかったので、もしかしたら、あまり早く空港に到着する必要はないかもしれない。将来はわからないが・・・

 

ただし、年配の方はいささか無理があるように感じ、そのことを係員に話すと頷いていた。

 

ところで、昼食がまだであったので、軽いものを食べることとした。

 

建物は1階から5階まであり、安く済ませることができる軽食は、私の経験から1階にあるはずである。

 

この私の感は正しく、1階にマクドナルドがあった。しかし毎回、マクドナルドでは芸がないので、今回はホットドックとした。
IMG_46075

お食事時から少し外れているためか、お客さんは3組ほどで店内は静寂さが漂っており、しかし、私がお食事中は、他のお客さんは途切れることは無かった。
IMG_46073

注文したものは、ホットドックとハッシュドポテトとコーラで730円であった。コーラは量が少なかったので、泡が消えた後に、つぎ足してほしかったが・・・
IMG_46074

お食事を終え、搭乗ゲートへ行く前に、展望デッキで飛行機の離発着を眺めることとした。



    このエントリーをはてなブックマークに追加
darmark2 at 02:30コメント(0)

2019年08月10日


翌朝、けたたましい目覚まし時計の音に目が覚まされた

 

窓から陽はさし、寝る前に自己暗示をかけたにも関わらず、時差ボケと睡眠不足から、自然に目が覚めなかった。

 

近くのカフェで、久しぶりに日本の旨い珈琲を味わった。
IMG_46064

3年ぶりのメトロは通勤時間帯にも関わらず、覚悟していた押し合いへし合いの状態ではなかった。

 

会社から2キロ離れた駅で下車し、ビジネスマンに混じって、活動を始めたばかりの街を歩いた。

 

タンザニアにいた時と同じ距離の徒歩出勤であるが、タンザニアでは大汗をかく東京の初夏の気候であった一方、この時の東京は、冬の寒さが和らぎ、春が近づいているのを感じる陽気であった。

 

会社で手続きを行った後、ホテルに戻り預けた荷物を受け取って、浜松町のモノレール乗り場へ向かった。

 

今回、帰国の準備をしているときに気が付いたのだが、東京から実家へは、新幹線+在来線よりも、条件にもよるが、飛行機+在来線の方が安く済む。

 

一方、飛行機を利用するほうが、手続き等により若干時間はかかるが、移動時間が在来線よりも短くなる分、東京を出発し実家に到着するまでの時間の差は、さほど大きくはならない。

 

ホテルがある浜松町から空港第2ターミナルビルまでは、モノレールを利用すると490円と昨夜のタクシーの7000円よりも安い。

 

但し安い分、ホテルからモノレール乗り場まで、重い荷物を転がして、階段の昇り降りや長い距離を歩くこととなる

 

筋肉に乳酸が溜まった頃、モノレールのホームに到着した。それと同時に、モノレールもホームに入って来た。
IMG_46068

モノレールの最終駅である空港第2ターミナルは、国内線の便の離発着専用で、全日空とLCCの一部が使用しており、開放感あふれるビルだ。

IMG_46070

ここで、自分が浦島太郎になってしまっていることが発覚するのです。



    このエントリーをはてなブックマークに追加
darmark2 at 02:30コメント(0)

2019年08月09日


 

窓のブラインドを開けると、街灯に黄色く照らされた道路は誰もおらず静けさが漂っており、ビルの間からライトアップされた東京タワーが見えた。
IMG_46062

床、壁、天井には染み一つなく、室内には建築資材の匂いが充満していた。

 

お部屋の大部分はダブルベットで占められ、壁にはこのお部屋の大きさには不釣り合いな40インチの液晶テレビあった。
IMG_46052

IMG_46059

スリッパ、ドライヤ、湯沸し器、パジャマ、各種タオルがあり、ティッシュやシャンプやリンスの他に歯ブラシもある。
IMG_46057

なお、歯ブラシは、使用せずにフロントに届けると、御菓子がもらえるとのこと
IMG_46053
 

このお部屋で特に素晴らしいのは、随所にある説明書きだ。
IMG_46056

日本語で、印象に残るような文で書かれており、他方、併記されている英訳は、原文の日本語の美しさには遠く及ばない。

 

荷物の整理をしていたら、深夜2時をまわっていたので、翌朝7時に起きられるように、ブラインドを上げ、太陽光が入るようにした。

 

更に、備え付けと持参した目覚まし時計及びスマートフォンをセットし、念のため自己暗示をかけた。

 

ぐっすり眠れることが売りのホテルらしく、ベットは固すぎず、さりとて、軟らかすぎず、かけ布団は軽く快適。

 

真っ白なシーツに潜りこみ目を閉じると、直ぐに深い眠りに落ちた。



    このエントリーをはてなブックマークに追加
darmark2 at 02:30コメント(0)

2019年08月08日

 

ホテルに到着したときは、深夜1時半近くになっていた

 

タクシーの運賃は、空港からホテルまで、7000円ほど。

 

ちなみに、ホテルの宿泊料は、7300円。(オープンプライスと言うこともあり、安いが)

 

都心に近い羽田空港から、モノレールで安価にホテルに辿りつくはずであったが、フライトディレイや空港内の混雑のためにタクシーを使わざるを得ず、成田空港着の便よりも、市内までの交通費は高くなってしまった

 

宿泊したホテルは、今年2月にオープンし、都営浅草線大門駅徒歩2分のところにあるスーパーホテル。
IMG_46063
(翌朝撮影)

深夜12時をまわっているので、ホテルのドアはロックがかかっており、ドアの横にあるインターフォンでフロントを呼び出し、解錠していただいた。

 

ロビーは、明が引きされ誰もおらず、静寂が漂っていた。
IMG_46065
(翌朝撮影)


なお、ロビーの横にカフェがあり、朝食はここでとる。
IMG_46066

ネットで予約時に知らせたチェックインの時間よりも、大幅に遅れたにも関わらず、フロントは気持ちよくチェックインしてくれ、お部屋も確保されていた。(多謝)

 

なお、このホテルのチェックイン及びチェックアウトは合理的にであり、料金はフロントの隣の機械で自ら行い、その領収書と引き換えに、自分の部屋の開錠番号が書かれた用紙をもらう。

 

チェックアウトは、黙ってホテルを後にしてもよいとのことで、急いでいるときには大変助かるシステムだ。

 

8階でエレベーターを降りると、茶色系統にまとめられた廊下があり、お部屋に行く途中に、ズボンプレッサーが置かれていた。
IMG_46061
 

また、2階は自動販売機が置かれており、1階にはぐっすり眠るための、いく種類もの枕がある。
IMG_46067

ドアノブの上にあるテンキーに、フロントからいただいたパスワードを入力すると、機械音がし、ドアを手前に引いた。



    このエントリーをはてなブックマークに追加
darmark2 at 02:30コメント(0)
ギャラリー
  • 冬のランビック(2024年4月16日)
  • 冬のランビック(2024年4月16日)
  • 冬のランビック(2024年4月16日)
  • 冬のランビック(2024年4月16日)
  • 冬のランビック(2024年4月16日)
  • 冬のランビック(2024年4月16日)
  • 冬のランビック(2024年4月16日)
  • 年の暮れにサーカスを見る(2024年4月15日)
  • 年の暮れにサーカスを見る(2024年4月15日)
最新コメント
アーカイブ
カテゴリー
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ