スリランカ:街の風景
2016年03月18日
コロンボ市役所からマラダーナ駅へ通じているマラダーナロード。
歩道の整備が進んでおり、通行に支障がでるにも関わらず、なぜか両方の歩道を同時に工事を行い、そしてようやく片方の歩道は工事がほぼ終了しました。
工事中はこんな感じ。
これが完成した歩道。
マラダーナロードは2車線の広い通りで、この通りからいくつもの小道が伸びています。
その小道を観て驚きました。
大通りの歩道の工事を始める前に、まずは小道の歩道を整備しています。
たとえばこちらです。
奥に赤いバジャージ(トゥクトゥク)が見えますが、ここに小道があります。
すでに小道はインターロッキングに舗装されています。
ところで歩道とは関係ありませんが、マラダーナ駅前にある陸橋からの風景です。
気になるものがあります。それは・・・
信号機の設置が完了していました。
しかし、わずかこれだけの距離には、不釣り合いな信号機の数です。
‘やるとなったら、徹底的にやるスリランカ’といいたいのですが、よく見ると、信号機下に黄色縞模様のペイントがあります。
そうです。
ボタンを押すと信号が変わるタイプの横断歩道用の信号機もあるからです。
街を歩くと、インフラが整備されつつあるのを実感できます。
2016年02月21日
日中は晴天であっても、3時を過ぎるころに空は厚い雲に覆われ雷鳴が轟き始め、薄暗くなった通りや公園に街灯が灯ります。
5時を過ぎると大雨が降り始め、あちらこちらで道路が冠水し、帰宅時間と相まって激しい交通渋滞が発生します。
この雨の中、傘をさしても足元が濡れます。
さらに、渋滞をすり抜けようとバジャージが、歩道と渋滞している車列の僅かな隙間を通過するときに、その場所に溜まっていた水を跳ね飛ばし、歩道を歩いている人に水しぶきをかけます。
雨が小降りになり始めると警察官が信号機の電源を切り、交通整理を手信号で始めますが、渋滞緩和の効果は疑問です。
しかし、この夕方の決まった時間に雨が降ることが少なくなると、雨季が終わったことを実感できるようになります。
そしてその頃には、美しい夕焼けを見ることができるのです。
こちらは、ワールドセンター・コロンボ港方面です。
その手前には古い建物もあります。
陽は急速に落ち、街は闇に包まれ始めます。
2016年02月18日
日中30度を超えても、1月のコロンボの早朝は、肌寒さを感じるほど気温が下がる。
通勤ラッシュが始まる前の静かなこの時間帯は快適だ。
会社に近づくにつれて、広大な敷地を持つヴィハーラ・マハー・デーヴィ公園の巨木が、白み始めた空にはっきりと形を造りだす。
永遠と続くこの公園の中ほどに、3つのテーブルと8脚の椅子が置かれた小さなカフェが佇んでいる。
お仕事が始まるまでには2時間ほどあるので、公園がよく見える窓ガラスに近い席に陣取る。
通学や通勤途中の人々が、ひっきりなしに出入りし、朝食用と思われるパンを購入するのを見ながら、甘ったるい珈琲をすする。
夜間から点灯していた街灯が消える頃、カフェを後にして、再び職場へ向かう。
コロンボでの出勤前の豊かなひと時です。
2016年02月14日
一日のお仕事を終え、徒歩で職場から自宅に着く頃には少し汗ばんでいる。
なかなか入らない鍵穴に無理やり鍵を差し込み、がちゃがちゃ音をたてながら鍵を右側へ1回転させて開錠する。
木目調の重厚な扉を開けると、廊下の奥から流れてきたわずかな風が、体を吹き抜ける。
閉めきった部屋がもつ重い空気ではなく、海からの心地よい風だ。
リビングルームで壁一面ほどの大きさの窓を開けると、色彩の饗宴と呼ぶにふさわしい落日の光景があった。
コロンボの街が火事のように燃えていた。
光と闇が交代する時間。
素朴で柔らかなスリランカの人々のような夜が、徐々に創りだされていた。
あと何回、このような夕焼けを見ることができるのだろうか。
合掌
2016年01月10日
コロンボからスリランカの首都スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテへ散歩する途中に、気になる道があります。
その道は、コロンボと首都を隔てている大河から、幹線道路をコロンボ側へ数百メートル戻ったところにあり、ずいぶん前から工事中です。
【幹線道路と気になる道(左側)】
そしてこれが気になる道です。
周囲には何もなく、道の行き先に何もないように見えるにもかかわらず、中央分離帯がある広い道路です。
さらに、歩道はインターロッキングで仕上げられており、このあたりの今後の発展を見越してのことと思います。
現在は、道路の周囲には川と広い敷地。
この工事中の道路は数百メートル先でT字路となっており、とりあえずそこを右折しました。
道が細いにもかかわらず、交通量が多く路線バスも走っておりました。
車両に注意しないと交通事故にあいそうなこの道をさらに先へ進みました。
道を先に進むと、高層マンション1棟と雰囲気がよいカフェがあり、それ以外は低層階の民家と小規模な商店があるのみです。
いつかは開発されるかもしれませんが、今は民家と民家の間のスペースが広く、のんびりとした雰囲気がありました。
【マンションとカフェ】
【道路の周辺の様子】
お散歩した土曜日午後は、コロンボから首都へ行くすべての道路は帰宅中と思われる車で混雑しており、この周辺に、まるでベットタウンができつつある様相でした。