セネガル:航空関係
2022年08月25日
◆ラウンジは2か所ある◆
ダカールの国際空港にはプライオリティパスで利用できるラウンジが2つある。
一つはカーボベルデに旅行した時に利用したトピカピラウンジと、今回利用するオデッセラウンジだ。
トピカピラウンジは24時間利用できる一方、オデッサラウンジは午後からしか利用できない。
しかも、月・水・土は午後6時からのみである。
◆少し嫌な感じのスタッフ◆
受付には、大きな抽象画が掛けられており、なんとなく高級感が漂っていた。
愛想はよいが、プライオリティパスの処理に不慣れなスタッフから、謎の質問受けたので適当に答えて、入室した。
室内は、2面の窓ガラスから陽が射し込み明るく、天井はここでも波打ち、その下にある茶色のパーティーションで仕切られた席は、プライベート感があった。
無料の軽食は、サンドイッチ、サモサ、サラダ、ケーキ、クロワッサンなど、そこそこお腹が膨れる内容だ。
飲み物も、ビサップ、エスプレッス、コカ・コーラなどに加えて、ビールもあった。
写真を撮っていると、スタッフから写真を撮っていけないといわれ、更に「何か問題でも」との意味不明なことも言われてしまった。
この日は砂塵がひどく、景色が霞んで見える。
するとスタッフが、何かを観察するかのように、私の席の後ろを通り過ぎた。しかも、2人のスタッフが交互にである。
なにやら、監視されているようで嫌な感じであった。
◆滑走路を目の前にして、軽食とWiFiでくつろぐ◆
ところで、これが昼食用の料理だ。食中毒にならないように、量は控えめにした。
パスワードをもらい、WiFiに接続し、メールのチェックを行った。
やはり、パスワードなしのWiFiよりも格段に速い。
◆おち〇ち〇がぁ◆
搭乗開始1時間前になったので、便所に立ち寄ったあと、搭乗ゲートに向かうこととした。
便所は清潔であるものの、困ったことが一つあった。
それは、小便器の位置が高いのである。
胴が長い私は、おち〇ち〇が小便器の上にのってしまい、いささか汚い。
以前、映画館の便所で用を足したように、筋肉痛を覚悟に、つま先立ちとなり、おしっこをした。
トイレを出て、ラウンジのドアを潜る時に、受付をしてくれた女性はいなかった。
つづく
2022年08月24日
◆砂塵が吹き荒れるダカールを脱出◆
モーリタニアを最後に訪れたのは、私の記憶が正確ならば、2010年10月である。
そのモーリタニアに所用があり、ほぼ10年ぶりに訪れることになった。
この日は、砂塵がダカール市内を吹き荒れ、視界が極端に悪い。その中を、私を乗せたタクシーは市内をのろのろと進んだ。
市内を抜け制限速度が110キロの高速道路に入ると、反対側の車線では渋滞が発生していたが、空港へ向かう車線はスムーズな流れであった。
視界が悪い道路を、追突に十分注意しながら疾走し、出発してから1時間足らずで空港に到着した。
なお、料金所は数か所あり車列ができていたが、日本のETCと同じような専用のゲートは、すいていた。
“r”が「ETCに対応しています」の印。
なお、3か所あるうちの一か所の料金所は、機械が故障しており、係員が無線機を使用しながら、対応していた。
◆空港でチェブジェンが食べられる◆
思ったよりも、早く空港に到着したため、チェックインの前にターミナル内をうろつくこととした。
ターミナルに入ってすぐのところにあるバオバブを模したオブジェは、この日も妖しく輝き、その後ろにあるベンチは、乗客でほとんど埋まっていた。
バオバブの前を通り過ぎると、航空会社のカウンターが並んでおり、看板に灯はともっていたが、ほとんどのブースは職員がいなかった。
ところで、このエリアにもカフェがある。
市内にあるカフェの様に日替わりランチがあり、この日はチェブジェンであった。お値段も4,000FCFAとターミナル内にあるカフェであることを考えると、さほど高くない。
◆チェックインカウンターの近くにはなにもない◆
ターミナル内をぶらついていたら、出発2時間50分前になったので、チェックイン手続きを行うことにした。
まずは、セキュリティチェックを受けた後、モニターでチェックインカウンターを探したが、ヌアクショット行の便にはまだ、カウンター番号が表示されていなかった。
なお、ヌアクショット行の便は、バマコ発、ダカール経由である。
念のため、すべてのチェックインカウンターを見て回ったが、やはりなかった。
このエリアには、カフェや売店などは、まったくないので、数少ない椅子に腰かけて、しばらくモニターに、ヌアクショット行のカウンター番号が現れるのを待ちった。
何もすることがないので辺りを見回すと、銃を持った兵士が随所におり、彼らからは威圧感があったが、乗客に話しかけることは無く、実害はなかった。
出発2時間30分前になったので、乗客が並んでいるチェックインカウンターの前をうろつくと、偶然、モーリタニア航空のシンボルが表示されたチェックインカウンターを見つけることができた。
前に6人ほどいたものの、カウンターが2つあるので、さほど時間がかからず、搭乗券を手に入れることができた。
◆入国審査での指紋採取はコツがいる◆
次のイミグレーションでは、住所を訊かれ、顔の認証と右手の4本指の指紋もとられた。なお、指紋をとられる時に、4本指をぎゅっとくっつけ、機械に強く押し当てるように言われた。
イミグレーションを通過すると、再びセキュリティチェックがあった。ここでは、ベルトを外された状態で金属探知ゲートをくぐらなければならず、最初のセキュリティチェックよりも厳しい検査であった。
◆ラウンジへ◆
セキュリティチェックを過ぎると、いきなり光眩しい免税店エリアに入り、そこで売られている商品の多さを意外と感じた。
それでも特に買いたいものはないので免税店を通り過ぎ、ラウンジで軽く昼食をとることとした。実は、昼食をとらずに空港に来てしまったのだ。
陽ざしが射し込み、波打つ屋根の下を、2つあるラウンジのうち、以前利用しなかったラウンジへ向かった。
つづく
2012年11月03日
2012年08月06日
複数の係員から、旅行をあきらめるか、空港でワクチンを接種するか問われます。
「あなたは、旅行をあきらめる必要はなく、また、ワクチンを接種するも必要はない。
我々は、あなたの便宜を図り、今この場で、少しばかりの手数料で予防接種の証明書を発行してあげよう。」
支払う金額は、国や旅行者によりまちまちですが、2,000円から10,000円ほどだそうです。
更に特筆すべきことは、証明書の発行日が10日前になっていることです。
この証明書があれば、C国へのフライトには搭乗できるのですが、もし、到着したC国、空港内の検疫所で予防接種証明書の提示を求められ、この証明書が偽物と判明した場合、それを所持していた人にどのような処罰が降りかかるのでしょうか。
日本語と英語で、なにやら書かれている。
これは本物
2012年08月05日
それは、黄熱病の予防接種です。
(※入国ルートや国により必要のないこともあります)
黄熱病の予防接種に関する資料
アフリカ
南アメリカ
横浜検疫所などで予防接種を受けることができますが、検疫所によっては接種を行っている日が定められており、ホームページ等で事前に確認をしたほうがよいでしょう。
(※予防接種を受ける国によっては1週間後から有効)
すなわち、予防接種を受けた後、9日間以内は、黄熱病の予防接種を義務付けられている国には入国はできないのです。
黄熱病の予防接種証明書。通称、‘イエローカード’。
しかし、アフリカでお仕事をしたり、旅行をする人にとってはこのことは常識ですが、トランジットする場合に問題が起きることがあります。
具体的に例を挙げます。
例)
●A国からB国でトランジットして、C国に行く。
●B国のトランジットでは、飛行機を乗り換える。
●B国のトランジットは、数時間で空港から出ることはない。
●A国とC国では黄熱病は蔓延していない。
●B国は黄熱病の汚染地域。
●C国では、黄熱病の汚染地域から入国する人に対して、予防接種を義務付けている。
B国で、C国行きのフライトに乗り換えるときに、黄熱病の予防接種の証明書の提示を求められる可能性があります。
数時間のトランジットで空港から出ないとはいえ、黄熱病の汚染地域からC国に入国するわけですから、黄熱病の予防接種が必要という理屈です。