2020年09月26日
1時間で終わった成田国際空港内での検査や手続き(2020年9月26日)
◆ダッシュで検査受付待合へ◆
約1年ぶりに一時帰国した。
降機時にフランス人CAへ、[Merci
beaucoup, Madame」と感謝の意を伝えると、とても喜んでくれ「Au Revoir」と見送ってくれた。
係員の案内に従って、ターミナル内を進むと、折り畳み式のパイプ椅子が多く置かれたエリアに到着した。
そのパイプ椅子の後ろには、番号が書かれた紙が貼られていた。
早く検査を済ませる為には、なるべく小さい番号が書かれた紙が貼られた椅子に、座るのが良いとの予感がなんとなくした。
空いている席でもっとも番号が小さい10番の椅子に近づくと、背後から女性が私を追い抜いた。そして、10番の椅子の前で立ち止まり振り返ると、私と目があった。彼女は、ばつが悪いと感じたらしく、10番の椅子の後ろの席に座った。
◆唾液の採取へ◆
椅子に座り、しばらくすると準備ができたとのことで、係員の女性が若い番号の順に乗客を受付へ案内した。
受付では、機内で渡された書類の内容を確認され、帰国後管理するための通し番号が書かれたシールを貼られた。主な確認内容は、居住していた国と体調についてであった。
確認が終わると番号が書かれラミネートされた青い札を渡され、機内で渡された書類と共に、唾液を採取する会場へ進んだ。
前と左右がパーテーションで囲まれた数十個のキューブが並んでおり、立った状態でじょうごが刺さった試験管に唾液を入れた。唾液は、試験管に1センチ程入れるのみであったので、さほど苦労することなく5分で終えることができた。
係員に唾液が入った試験管をチェックされ、所定の場所にじょうごをとった状態の試験管を置いた後、廊下を先へ進んだ。この間、係員は唾液が入った試験管を触ることはなかった。
◆隔離ホテルと交通手段について◆
次の手続きをする会場では、テーブルの後ろに係員が4,5人座っており、乗客は係員の前で立った状態で、質疑応答をしていた。係員は、この業務を委託された航空会社の職員らしい。
質問内容は、14日間の隔離についてである。隔離日数、隔離場所、隔離場所までの交通手段、隔離中の連絡手段などが確認された。
質問には機微な内容も含まれており、係員に、結構ストレスがかかることが容易に想像でき、このような業務を民間に委託することに対して、もやもや感があった。
なお、ここでは、PCR検査の陰性者に対する14日間の隔離ホテルが書かれた用紙が渡される。それによると隔離ホテルは以下のとおりで、空港から京成成田駅にかけて、点在している。
・成田エアポートレストハウス
・成田東武エアポート
・東横イン成田空港新館
・ホテル日航成田
・ANAクラウンプラザホテル
・成田ビューホテル
・ホテルマイステイズプレミア成田
・ホテルウェルコ成田
・成田Uシティホテル
・ラディソンホテル成田
・インターナショナルガーデンホテル成田
・リッチモンドホテル成田
・ミートイン成田
・センターホテル成田1
・センターホテル成田2
・コンフォートホテル成田
但し、2020年9月現在。在オランダ日本国大使館のホームページで公表されている2020年3月24日とは異なっているので要注意。
なお成田検疫所は、空港からホテルまで、巡回しているバスも無料で提供しており、9時15分から23時15分まで、1時間毎にある。
また、レンタカーを自分で運転、あるいは家族に空港まで迎えに来てもらい、自宅で14日間隔離することもできる。
◆検査結果は・・・◆
ここでの手続きを終えると、場所を移動し、PCR検査結果を待つこととなる。
ラミネートされた青い札に書かれた番号と、同じ番号が貼られたパイプ椅子に座り、自分の番号が呼ばれるのを待った。
この場所では、無料で飲食品が提供されると聞いており、いささか不謹慎であるが楽しみにしていたが、ペットボトルに入った水のみが、箱に入れられ置かれていた。
ほとんどの外国人はペットボトルを手にとっていたが、日本人はスルーする人が多かった。また、近くに便所があり、検査結果を待っている間を利用して、便所へ行く人が結構いた。
10人毎に呼ばれ、1人1人に検査結果が通知される。陰性者には、陰性と書かれたピンクの紙が渡される。
幸いにも、私は陰性であったので、すべての検査を終了し、入国審査へ向かった。なお、待っている間、陽性者を見ることはなかった。
機体から出て、検査結果がでるまで、50分間しかかからなかった。予想よりも早く終了した。