2020年11月
2020年11月30日
◆老舗のレストラン◆
独立広場に面したレストランがある。
なぜか2つに分けられた室内席があり、元気のよい女性スタッフが仕切っている。
お昼時は日替わりランチを提供しており、この日はマフェ、ドリンク、アタイアで3,500FCFAである。
このレストランは、ランペリアル。10数年以上前から、営業をしている老舗だ。
レストランと言うよりも、バーに近い。事実、カウンターの後ろには、お酒のボトルがならんでいた。
◆外国人はセネガル料理を避けているのか◆
天井扇が早く回っている店内に入り、女性スタッフへ日替わりランチを注文した。
すると彼女は、驚いた表情で「マフェを知っているのか」と尋ねられたので、知っていると答えた。
次に「あなたはセネガル人ですね」と言われたので、「いいえ、中国人です」と答えようと思ったが、思い直して「セネガルに長く住んでいるからね」と無難に答えた。
料理を待っている間、窓際の3人用のテーブルから窓の外を眺めていた。まるで、新型コロナは通り過ぎたかのように、多くの人々が歩道を歩いていた。
◆なかなか良いマフェ◆
マフェは相変わらず脂ぎっているが、その中に巨大なお肉、ジャガイモ、ニンジン、キャベツ、大根などが入っており、満足感が高い。
ご飯の上にのっている辛いピーマンはお皿の隅に移し、マフェをその上にかけ、カレーライスのようにして食べた。
マフェの量が、ご飯よりも多いため、最後の方はシャビシャビカレーのようになってしまったが。
いつかは、昼間っから、独立広場を眺めながらビールを飲みたいものである。
2020年11月29日
◆宮崎アニメと共に◆
今、なぜか2008年8月に武道館で行われた久石譲のコンサートに嵌っている。
12年以上前に行われたコンサートだ。
宮崎アニメの音楽を担当していたのが久石譲氏であり、彼の25年間の音楽の集大成がこのコンサートだ。
オーケストラ200名、合唱団800名及び複数の歌手等、壮大なスケールのステージであり、その迫力が画像から伝わってくる。
YouTubeで視聴することができ、再生回数は500万回に近い。
ところで、このコンサートの中で、私が特に気に入っているのは、バイオリンのソロ演奏だ。
◆心に響くバイオリンの音色◆
コンサートマスターが、久石譲のピアノに併せて演奏するのであるが、バイオリンの音色が心の深部へ浸透する。特に最後のフレーズを重音で弾き、わびさびが感じられる。
バイオリンと言えば、若い女性の演奏者のポスターをよく見かける。
しかし、少し寂しくなった髪を、ビッシとポマードでオールバックにまとめたおっさんが、大汗をかきながら、バイオリンを演奏する姿も悪くないものだ。
あるYouTubeのチャンネルで、同じフレーズを、若い女性がバイオリンで弾いているのを見つけたが、彼女の演奏をコンサートマスターと比較すると、音色の深さの違いが、素人にもわかるであろう。
【コンサートマスター演奏】
6:30からソロが始まります。
【若い女性の演奏】
◆おまけ◆
コンサートの最後の方に、突然現れた宮崎監督が壇上に近づき、久石氏に花束を渡すサプライズもある、とても良いコンサートです。
最後にもう一つ気に入っている演奏があります。
「飛べない豚は、ただの豚さ」
2020年11月28日
◆中央郵便局の食堂◆
中央郵便局1階に食堂がある。しかし、道路からは非常に見えづらい場所だ。
カーテンウォールの建物正面から左に回り、50M進むとゲートが現れる。
少し入りにくい雰囲気があるが、誰もいなければ呼び止められることは無いので、何気なく、ゲートを潜り、そのまま、まっすぐ進む。
すると右手に通用口があり、その隣が食堂だ。昼食時には、メニュー看板が置かれており、ドアの上には、中央郵便局レストランとある。
室内はクリスマス飾りのようなものが天井からぶら下がっており、なんとなく、良い雰囲気だ。
一度に50人以上は収容できそうであるが、入店してすぐ、3分の2以上の席はお客さんで埋まってしまった。
メニューの中からヤッサ・プレ・グリルの食券を購入した。食券は2種類あり、郵便局の職員とそれ以外の人のようで、値段が500FCFA程、異なるかもしれない。
席に着くとすぐに、冷えた水が入ったボトルが届けられ、サービスの良さに感謝した。
着席し、7,8分後にテーブルの上に置かれた料理を見て、感動してしまった。
◆感動のヤッサプレに遭遇◆
油たっぷりの玉ねぎは別容器にあり、もう一つのお皿の上には、串焼きとお野菜、そしてご飯が盛られ、豪華だ。
しかも、ヤッサプレで串焼きが2本もあるのは、ここが初めてだ。
テーブルの上に置かれたピンクの入れ物もハートで、ハートはこの食堂のイメージシンボルであろうか。なお、この容器の中身は辛いピリピリ。
最後にセネガルティのアタイアのサービスがあり、これで2,000FCFAとは、最強のコストパフォーマンスであろう。
この食堂は、セネガル人の知人と昼食をとるにはとてもよいでしょう。
2020年11月27日
◆湖出現◆
まだ、陽が昇には1時間以上ある頃、ベットから起き上がり、朝食をとりにキッチンへ向かう。
ドアの脇にある照明器具のスイッチを入れ、点灯する前に足をキッチンに踏み入れた。
するとスリッパから、いつもと違う感触が伝わってくる。
照明が点灯し明るくなった室内を見ると、床が濡れており、湖ができていた。どうやら、どこかで水漏れを起こしているらしい。
洗濯機から周辺へ水が流れ出していると思い、給水チューブや洗濯機内部を入念に調べた。
しかし、給水チューブが接続されている蛇口は閉まっており、ここから水漏れは発生していなかった。
念のため調べた洗濯機内部にも、水が漏れた跡はない。洗濯機下部にあるドレーンの蓋もしっかりと閉まっていた。
とりあえず、洗濯機を移動し、床の上の水を拭きとった。
◆床から水が湧き出る◆
1時間ほどして、もう一度状態を確認しにキッチンに戻ると、ショックを受けた。
改めて、濡れている周辺を見たが、やはり、水が漏れている部分を発見できなかった。
次に、水をふき取り、よく観察していると、なんと床に水が溜まり始めた。もしかしたら、床に給水管が埋め込まれており、そこから漏れた水が噴き出ているかもしれないと考えた。
なお、穴が開いた原因は、給水管の老朽化と洗濯機からの振動であろう。
ところで洗濯機は、LG社で、タンザニアのアパートに設置されていた洗濯機も、このメーカーのものであった。
このLG社の洗濯機は、耐久性があるように宣伝されているが、脱水の時の振動は地震が発生したと感じるほど大きい。
とりあえず、家主に水漏れを知らせ、翌日配管工に見てもらうこととした。
◆水がない。なぜ?◆
翌朝、キッチンに大きな湖ができているであろうと、恐る恐る入室すると、床はドライである。
洗濯機周りも確認したが、水が漏れているとこるは無かった。不思議だ。
ただ単に、床を水洗いした時の水が、何らかの原因で、床に湧き上がってきただけなのか。
前日の、水漏れの原因は未だに謎である。
2020年11月26日
◆リノベーション前後◆
ラマダンが始まると、お店を壊し始めたプレスカフェ。
日中お食事ができないこの時期に、一気にリノベーションをしてしまおうと考えているようだ。
しかし、セネガルらしく、工事中、紆余曲折があったようで、ようやく、ラマダン終了1月後に工事が完了した。
レイアウトは大きく変わっていないが、壁、梁、柱が黒色となり、シックな感じがする。
更に天井カセット型空調機が無くなり、故障しても修理が容易な壁掛け型となっている。そのおかげで、天井に空調機を埋め込むためのスペースは必要なく、天井に段差はなくなり、すっきりとしている。
また、ダウンライトはLEDとなり、その数が増えている。壁が黒くなった分、光が反射しにくくなったので、ダウンライトを増やすことで、明るさをカバーしているのであろう。
◆エースを楽しむ◆
数か月ぶりの訪問なので、このカフェのエース商品、チーズケーキキャラメルを注文した。
真っ白なお皿にのせられたチーズケーキキャラメルは、光輝を放っているように見えた。ケーキをスプーンで切り分け、お口に運ぶ。
やはり、旨い。
しっとりとしたチーズ、サクッとした生地、トロっとしたキャメルが絡みつき、心地よい食感だ。
チーズの酸味とキャメルの甘さが程よく混じりあい、味の絶妙なハーモニーを奏でている。
食感、お味とも申し分なしだ。
お店は改修されましたが、サービス、メニューそして客層は、改修前と同じで、今後もお世話になるでしょう。