2020年06月
2020年06月30日
◆セネガルのフリーペーパー◆
セネガルでは、いくつかフリーペーパーがあるが、最も発行部数が多いのがTAM-TAMであろう。
富裕層が利用するスーパーマーケットやレストランで、入手できる。
カラーのA4の大きさで20数ページあり、飲食、車、不動産、建設資材、旅行、按摩と、それなりに充実した内容となっている。
ちなみに、ホームページもあり、日本でも読むことができる。ただし、フランス語であるが。
http://www.tamtam.sn/
◆あることを発見◆
5月中旬に発行された210号を見て、ある異変を感じた。
その異変が分かりやすいように、まずは209号を紹介する。
表紙は、タイトル、目次、家電店と車の販売店の構成となっている。
表紙は、タイトル、目次、車の販売店の構成であるが、よく見ると、209号では家電店があった右上には、マスクをつけた女性となっている。
しかも芸が細かく、女性が付けたマスクにも、この文言がかかれている。
なお、マスクとは関係ないが、ダカールではかつらを付けた女性をよく見かけるが、この女性はかつらをつけていない。
◆こんなところにも、マスクが◆
更に、車の販売店の広告をよく見ると、ここにも、芸が細かいと思い知らせることを発見した。
お客さんとお店のスタッフがマスクをしているのだ。しかも、サージカルマスクのようである。
更にソーシャルディスタンスをとっており、横目で相手を伺い、接触しないようにしている雰囲気が伝わってくる。
ついに、フリーペーパーまでに、新型コロナの影響を感じられるようになりました。
2020年06月29日
◆こんな場所にホテルが◆
古からの時の流れを感じさせるバオバブの木の隣に、これまた年代を感じさせる塀がある。
その塀にある門は片方が開け放たれており、その上の看板はル・ルレとある。
門を潜ると、植物が覆い茂る庭があり、その奥には黄緑色と白色に塗装された建物があった。
◆1階はホテルバーか◆
室内は広く、高い天井からは、ファンがぶら下がっており、壁にはフランス革命を模したような絵画がいくつもあった。
室内の片隅はバーになっており、昼食の時間にも関わらず、カウンターで数人がグラスを傾けていた。
カウンターの向かいには、テーブルと椅子が並べられ、ここでも、お酒を飲む人が見られた。
室内を突っ切ると、光あふれる広場に出て、その一角にテラス席があった。
客層は、スーツを着たビジネスマンから学生風まで幅広く、すべてがセネガル人のようであった。(西欧系やアジア系はいなかった)
◆日替わりランチを注文する◆
テラス席を眺めていると、背後から叫び声が聞こえ、一人の男性が近寄ってきた。
帽子と黒いスーツを着ており、背が高く威圧感がある。このバーのマネージャーであろう。
冷静な態度で、「日替わりランチはあるか」と訊くと、「スープ・カンジャ」との返事。
お値段を訊くと2,500FCFAと高くもなく、さりとて安くもないで注文すると、「本当に良いのか」とのこと。
初めて聞く名前の料理であり興味がわいていたので「問題ない」と適当に言って、入口に近く、テレビが見える席についた。
◆これがスープ・ガンジャだ◆
ところで、スープ・カンジャとはなんぞや。
ご飯とスープ皿に分けられており、フォークとスプーンとナイフがペーパータオルにくるまれている。
ご飯は形よく盛られ、その上と周囲に緑のねぎのようなものまぶされている。
スープはギトギトの油の中に、臓物が煮込まれているようで、見た目は、はっきり言ってよくない。
スープをすくい、ご飯にかけ食べると若干スパイシーだ。
スープの中をよく見ると具沢山で、お魚、お肉、お野菜がたっぷり入っていた。
少し辛いピーマンと小さいキャベツのお野菜。これ以外にもお野菜がある。
お食事を終えると、お水を持ってきてくれるなどウエイトレスは親切で、気持ちよくお食事ができるホテルのバーです。
2020年06月28日
◆埃っぽい◆
何か息苦しい。咳き込むほどではないが、呼吸が容易とは言い難い。
乾季の空は雲が少なく、雨季よりも高いように感じる。
しかし、何か変だ。景色が霞んで見える。
いつもはエメラルドグリーンの海面に浮かんでいるはずのマドレーヌ島が、ほとんど見えない。しかも、海は灰色だ。
ところで、こちらが普段のマドレーヌ島の様子。色彩豊かで、南国らしく、心安らぐ風景である。
◆日本では見られない天気予報◆
パソコンを立ち上げる。スタート画面から、この日の天気予報を確認する。
朝9時現在で21℃、この日の最高気温は26℃と快適だ。
しかしよく見ると、孫悟空が乗る筋斗雲のようなマークが気温の左にある。
これは乾季に、ダカールから1000キロ東にあるサハラ砂漠の砂が、季節風に乗ってやってくるもので、ダカールから更に西へ600キロあるカーボベルデまで到達する。
この砂塵は、粒が細かく、窓を閉めても室内は砂まみれとなる。
◆心身ともに健康で◆
また、この砂塵が影響して体調を崩す人もおり、健康管理には要注意だ。
すなわち、特にこの季節は、ストレスをためすぎて免疫力の低下が無いように、心身とも健康な状態でいることが要諦だ。
この時季を乗り切ることができるかどうかが、セネガルで生き残るための、分水嶺である。
※この記事は2020年1月上旬に作成しています。
2020年06月27日
【スイスに行こうぜ!】
楕円状の敷地に、50Mプールや高飛び込み台を備えた水泳競技施設がある。
その近くに、スイスパレスと言う洒落た名前のレストランがある。
しかし、店内は、間接照明から柔らかな光が発せられて、チェアーとテーブルは重厚感があり、中所得層以上をターゲットにしているようだ。
両側の壁にあるテレビのどちらかは、どの席からでも観ることができ、フランス語のニュースが流されていた。
なお、このお部屋とはガラスで仕切られた隣にも、同じ装飾、同じ家具が置かれたお部屋があり、こちらは、窓から採光がある。
これらのお部屋以外にも、洞窟を模したようスペースがあり、こちらでは、お仕事の後におじ様たちがふかす、水タバコがあった。
【コロナの脅威】
除菌剤である。
そう言えば、カルフールに入店するときに、入口で手を除菌させられた。
新型コロナの脅威をひしひしと感じさせる出来事であった。(この記事は3月15日に作成しています)
【やはり、ペッシュメルバでしょう】
昼食は、美味なコートジボワール料理であったので、ここではデザートをとることとした。
ピンクのアイスクリームと桃の上に白いホイップがてんこ盛りで、赤いシロップがかかって、おいしそうである。
事実、旨く、時間をかけてじっくりと味わった。
お店のスタッフは、適度にお客さんを放置してくれ、居心地のよいレストランです。
2020年06月26日
【ほぼ満月の朝】
5時に目が覚めた。携帯は5時15分にアラームをセットしているが、前日に相当疲れていない限り、セットされた時間よりも早く目が覚める。
月が海に近づくと、空が薄紫色に変わった。前月の満月と、月の位置を比較すると、マドレーヌ島近くにあった月が、邸宅の上に移動している。
【孔雀さんが出現】
陽が地平線から顔を出し、景色がはっきりとし始めたころ、邸宅の屋根の上に孔雀さんがいるのが見えた。
ルーフドレーンを歩いていた孔雀が、隣の屋根の移り、首を回して、辺りを見渡し始めた。
【孔雀さんのお散歩】
すると、屋根の上で辺りを見渡していた孔雀が、メスがいる家屋の屋上に飛び移った。
ハルマッタンが収まった爽やかな朝、2匹の孔雀はお散歩を楽しんでいるようであった。
※この記事は3月に作成しています。