2019年10月
2019年10月31日
チェジュ航空は長蛇の列
話を、空港でのチェックイン手続きに戻す。
この日も30度を超える暑さであるが、朝晩は涼しく、秋がすぐ近くまで来ていることを感じる。
空港に到着すると、翌日オープンする第2ターミナルの横断幕が天井から吊るされていた。
なお繰り返すが、出国は第1ターミナルからであるが、帰国はオープン当日の第2ターミナルとなる。
チェジュ航空のチェックインカウンターは、ターミナル中央やや左側にあり、LCCにしては珍しく、長い距離を歩かされることはない。
しかし、そのチェックインカウンターの前に到着し、ぶったまげてしまった。
そこで目にしたものとは、長蛇の列であったのだ。
出発2時間10分前にも関わらず、これほどの長さの列は経験したことがない。
日韓の関係が悪いので、ガラガラであろうと考えていたが、甘かった。
チェックインカウンターの上に設置されたモニターには、(出発13:50)、搭乗開始13:20、チェックイン手続き開始11:40とあったが、この予定通りにできるのかは疑わしい。
このまま手をこまねいていては、ラウンジでくつろげる時間がほとんどない。
しかし、このような逆境の中にあっても、慌てる私ではない。
まずは冷静に、周囲を観察した。すると次のことが判明した。
知恵を働かせる
チェックインカウンターは5つあり、そのうちの2つは上級会員専用である。その上級会員専用カウンターは、機内預け荷物がない乗客も含まれている。
私は手荷物しかないので、並んでいた列を離れ、上級会員専用カウンターの前に並んだ。
上級会員専用カウンターの前には3人しかおらず、並んでから5分も待つことなく私の順番となった。
しかし、ここでも、ラウンジで触れた空気と同じものが漂っていた。すなわち、この上級会員専用カウンターを利用している乗客から、優越感が伝わってくるのだ。
感恩の心、威徳、恒心、清廉の観点で人を評価する私としては、優越感で充溢された空間にいても、典雅さを失うことはなかった。
チェジュ航空のGSは韓国人の方
GSから、帰国の便のチケットの提示を求められたので、E-チケットを見せると、“うっ”との表情となり、「TWAY AIRですか」と韓国訛りの日本語でつぶやいた。
そして、わざわざ、席の割り当ての確認をされた。
もしかしたら、座席の指定を事前に購入した乗客のみ、チェックインの時に、座席の変更が許されているのかもしれない。
搭乗券を渡されるときに、機材による遅延が発生しており、搭乗時刻が25分ほど遅れるとの説明があった。
このようにして、長蛇の列が発生していたにも関わらず、わずか十分ほどで手続きを終えることができた。
やはりこれは、窮地に立たされても冷静に行動できることと、神仏の祝福を受けている私だからであろう。
以前から、チェジュ航空のチェックインカウンターの前に発生している長蛇の列には気になっていたが、この航空会社を利用する場合は、2時間半以上から並ぶなどの注意が必要である。
なお、ウエッブチェックインは日本発の便では、できないことを念のためお知らせする。
2019年10月30日
最も安価な国際線のチケットとは
すでに述べたが、すべてのラウンジは制限エリア内にある。よって、ラウンジを利用するには、まずは国際線の航空券を購入し、そして入国審査を突破する必要がある。
というわけで、最も安価な航空券購入を目指して、近場のルートである日本-釜山、日本-ソウル、日本-台北、日本-高雄、日本-グアムを物色した。
その結果、驚くことを発見した。
日本-ソウルに、とても安い航空券があったのだ。
これはやはり、戦後最悪と言われる日韓関係とウォン安が影響しているのであろうか。
また、更に安く済ませるために、行きと帰りの航空会社を別々にするというテクニックを駆使した。(この方法は、必ずしも安くなるとは限らないが)
航空運賃が2,000円と破格で、これにサーチャージ、各種税等が加わり、計6,900円程になる。
安い割には、ソウル到着が午後4時頃なので、1日目に夜のソウルと韓国飯を楽しむことができるナイスな便である。
日本へ戻る航空会社は、チェジュ航空と同じLCCであるが、別の航空会社のティーウェイ航空。
航空運賃はチェジュ航空よりも安い1,320円。これに諸経費が加わり、4,200円程。しかもこの安さで、ソウル発が午後3時頃なので、出発当日の午前中も市内観光が可能だ。
行きと帰りの航空券の合計金額は、12,000円弱でとてもリーズナブルであった。
もちろん、追加料金が必要な機内預け荷物や機内食は購入しなかったが、機内で快適に過ごしたく、往復の便の席は事前に指定した。
そのときに、隣に乗客がいないであろうと思われる席を予約したのは、言うまでもない。しかし、これは、無駄な努力であったことを、後に知らされるのです。
なお、席の指定料金は、300円+400円の計700円であり、往復の航空券の合計金額12,000円に含まれている。
ところで、各航空会社の写真を見て、何か気が付かないであろうか。これについては、後ほど紹介する。
2019年10月29日
カルラウンジのアルコールは充実している
セントレア・グローバル・ラウンジとカルラウンジは、スター・アライアンス・ラウンジから離れた場所にあり、2階の一角に固まってある。
出発階の3階から、ぽっかりと開いているように見える狭めの階段を2階へ降りると、暗瞑で寂寞とした空間がそこにはあった。
まずは、カルラウンジに入室した。
このラウンジは、大韓航空などスカイチームの上級会員や同航空会社のビジネスクラスの乗客用である。
3つのラウンジの中では一番狭いが、入室した時間帯は出発する便が少ないためか、席は半分以上空いていた。
作業できるスペースもあり、パソコン用のコンセントも備え付けられていた。
お食事はカップラーメン、おにぎり、スナック、パンなどがあり、3つのラウンジの中では、最もシンプルである。他方、アルコール類は充実していた。
スター・アライアンス・ラウンジで、カレーライスを食べお腹が膨れていたので、おにぎりとピーナッツとジュースのみを席に運んだ。
今まで撮った写真をパソコンに取り入れたのちに、搭乗開始まで残された時間を、最後のラウンジであるセントレア・グローバル・ラウンジで過ごすこととした。
個人的にはお勧めのセントレア・グローバル・ラウンジ
セントレア・グローバル・ラウンジは、カルランジの向かいにある。
カルラウンジから出るところを、セントレア・グローバル・ラウンジの受付の女性に見つかってしまい、少し気恥ずかしかったが、思い切ってセントレア・グローバル・ラウンジの自動ドアを潜った。
ここの受付での対応は、3つのラウンジ中で最も丁寧で、受付の女性は大変感じが良かった。
なお、このラウンジは受付で二つに分けられており、もう一つのラウンジはVIP用であろうか。
他のラウンジと同様に受付手続きを済ますと、木目調の壁に囲まれた細長い廊下が奥まで続いており、途中にある展示品見ながら進むとまるで、秘境を探索している気分になった。
一方、この細長い廊下は、先にあるスペースを効果的に演出していることを思い知らされるのです。
十分な広さがあるセントレア・グローバル・ラウンジ
ようやくこの廊下を通り抜けると、突然、奥が明視できないほどの空間が広がった。
乗客が少ないためか静寂さが漂っており、ゆったりとした気分となった。
カレーライスはないが、食事の種類や内容はスター・アライアンス・ラウンジとそん色はなく、ここでもアルコール類が充実していた。
3つのラウンジの中では、スター・アライアンス・ラウンジが最も良いとの情報であったが、個人的にはセントレア・グローバル・ラウンジの方が好感度は高かった。
この二つのラウンジの違いをあえて言うと、カレーライスがあるないか、窓から駐機場が見えるか見えないかである。
優越感に浸る乗客たち
ところで、ラウンジにいた多くの乗客からは、「自分たちはVIPだ」とオーラが漂っていたのは、なぜだ。
威徳があり、高貴な雰囲気を纏った私には、理解できなかった。
パソコンで作業をしばらくしたのち、搭乗予定時刻15分前になったのでセントレア・グローバル・ラウンジを後にした。
ラウンジでリラックスはできたものの、もし、しっかりとしたお食事をしたいのならば、出発階にあるレストランを利用したほうが良いでしょう。
2019年10月28日
ラウンジでパニックになった女性
中部国際空港第1ターミナルには、プライオリティパスで利用できるラウンジが3か所ある。
それらは、いずれも、出国審査を通過した後にあり、スター・アライアンス・ラウンジ、セントレア・グローバル・ラウンジ、カルラウンジである。
その中で、ネットで調べた結果、まずは最も評判がよいスター・アライアンス・ラウンジで、くつろぐこととした。
スター・アライアンス・ラウンジは2階(出発階は3階)にあり、JALのさくらラウンジと同じエリアである。
しかし注意するべき点は、どちらのラウンジも隣り合ってあるが、行き来ができない構造となっており、3階から、それぞれ専用のエレベーターでしか、各ラウンジにはアクセスできない。(但し、さくらラウンジへは、エスカレーターがある)
なお、スター・アライアンス・ラウンジに行けると思い、さくらラウンジ専用エレベーターに乗った女性は、エレベーターを降りたところで、軽いパニックになっていた。(実は、私も間違ってしまった・・・)
これがスター・アライアンス・ラウンジだ
写真は、スター・アライアンス・ラウンジ専用エレベーターであり、その正面にさくらラウンジ専用のエレベーターがある。
偶然同乗した見知らぬおっさん二人と一緒に、スター・アライアンス・ラウンジ専用エレベーターで2階に降りると、いきなり目の前に受付が現れた。
受付の横の壁には、出発の時刻を表示している掲示板や世界時計があり、非常に気の利いた配慮である。
エレベーターにいた二人が手続きを済ました後で、搭乗券とプライオリティパスを受付の女性に提示した。
彼女は電子リーダー端末に私のプライオリティパスを差し込み、データーを読み取らせると、その端末のディスプレイに私の会員番号や名前が表示された。
内容が間違いないことを確認後、その端末に署名するように求められた。
室内に入ると、光輝を放っている機体が、壁一面の透明な窓ガラスを通して見え、その窓に沿ってソファーとテーブルが並べられていた。
右側奥には、駐機している飛行機がよく見えるように、マッサージチェアーが設置されていたが、故障中であった。
左側に進み、各新聞および雑誌があるラックの前を通り過ぎると、20人ほど収容できるワーキングスペースが左手に現れ、その奥には食べ物と飲み物が用意されていた。
ラウンジ内はさほど混みあっておらず、乗客は互いに隣り合わないように座っており、奥には還暦を過ぎた6人ほどの男女のグループが歓談していた。
カレーライスをいただく
3つのラウンジの中で、飲食品が充実しているのは、このスター・アライアンス・ラウンジで、そのことを決定づけているのがこれ。
カレーライスがあり、とてもおいしい。カレーライスは、JALのさくらラウンジにもあり好評だ。
カレーライス以外にも、肉じゃがいもが大変美味しく、個人的にはお勧めである。
また、料理が少なくなると、すぐに足してくれ、欲しい料理を食べ損ねることはない。
清潔なトイレで用を足した後、解放感溢れるスター・アライアンス・ラウンジを後にし、残り二つのラウンジへ向かった。
2019年10月27日
ラウンジでくつろぎたい
ダルエスサラームからの帰国途中、トランジットしたドバイで感じたことがある。
それは、ラウンジが使えれば、快適なソファーで休むことができたり、シャワーを浴びてさっぱりしたり、無料でお食事がとれるのではないかと。
ドバイでのトランジットは、滞在時間が9時間以上あったので、長椅子で仮眠をとり(意外と快適であったが)、起床後、朝食ととることとなった。
しかし、ユーロで支払いができるカフェがなかなか見つからず(米ドルが残り少なかったので)、朝食難民になってしまったのだ。
しかしラウンジを利用できるのは、ビジネスクラス以上の乗客かマイレージの上級会員等のみで、厳しい制限がある。
特にエコノミークラスの住民であり、マイレージがあまり溜まらず上級会員になることができない私には、この恩典を受けることができず、無縁な世界である。
ラウンジを安く利用するには
そんな、私にも、ラウンジが利用できる方法を、偶然見つけた。それは、プライオリティパスの会員になることだ。
プライオリティパスには、スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージの3種類あり、世界中の1,300か所にあるラウンジを利用できる。
ただし年会費は、スタンダードが99ドル、スタンダード・プラスが299ドル、プレステージが429ドルと結構いいお値段である。
各クラスによって、ラウンジの使用料やあるいは無料で使用できる回数が異なる。その中で最上級のプレステージは、ラウンジを無料及び無制限に利用できる。
ところで、この年会費429ドルのプレステージを、年間10,800円(2019年10月1日から11,000円)で手に入れる方法を発見した。
それは、楽天プレミアムカード(VISA、MASTER、AMEXのいずれから)を取得することだ。
その手続きとは
楽天のホームページから申し込みをすると、審査通過の可否のメールが2,3日後に送られてくる。
通過できた場合は、申し込んだ日から1週間ほどで、楽天プレミアムカードが書留で郵送される。
その後、楽天のホームページにアクセスし、楽天プレミアムカードの情報を入力し申し込むと、4,5日ほどで、プライオリティパスのカードが郵送される。
詳細は、伝説のユーチューバーおのだ氏のブログが参考になる。
ブログはこちら。
http://www.kankeri02.com/archives/2955
早速、このパスを使い、中部国際空港にあるラウンジを利用することとした。