2018年03月
2018年03月31日
映画“ゲームナイト”を観るためにクオリティ・センターのドアを潜り、建物中ほどにあるエスカレーターで2階へ向かう途中で、あるものに気が付いた。
2階の床の高さの壁に、今までは、なかった看板を発見した。
“JAZZA HOUSE restaurant &Lounge”とある。
どうやら、新しいレストランがオープンしたようだ。
サミーズが店じまいをし、フェアリーディライトは最近、営業しているのを見たことはなく、結局、フードコート1強となっていた。
そこへ、このレストランが殴り込みをかけてきたわけだ。たぶん・・・
さっそく、2階のエスカレーター付近で偉そうにしている警備員をからかってから、レストランの入口へ向かった。
ガラスのドアは閉じられていたが、照明がつけられ、店内にはお客さんと従業員がおり、営業をしている雰囲気であった。
ドアを開けようとすると、近くにいたウエイトレスが、慌てたように飛んでやってきて、ドアを開けるのを手伝ってくれた。
冷房がきいた店内は、細長く奥まで客席が続いており、左側に調理場、さらにその奥に手洗い場があった。
美味しそうな料理の写真が壁に貼られており、ファーストフードからスワヒリ料理まで幅広い料理があることを予感させてくれた。
ウエイトレスから渡されたメニューには、中華料理、インド料理、ファーストフード、スワヒリ料理、ピザなどがあり、予感が的中したことを実感した。
ビリヤニはなかったが、チキンピラウがあり400円と、この種のレストランにしては、比較的リーズナブルなお値段であった。
注文をすると、フライパンで何かを焼く音がし始めたので、その方向を見回すと、従業員のすべてが女性であることがわかった。
運ばれたチキンピラウは、お皿の上ではなくて、丼の中に入れられていた。
この写真では見ることはできないチキンが、ご飯の中に埋まったピラウを一言で表すと、カレーチャーハン。
ただスパイスが本格的なインド風で、食べられないことはないが、少しピリピリした。
サービス、味、お店の雰囲気、値段とすべてにおいて銀メダルなので、この先も長く、営業を続けていただくことを期待した。
愛想のよいウエイターに見送られながら向かったのは、向かいにあるサブウエィ。
映画が始まるまで、時間が少しあるのでサブウエィで珈琲を飲みながら、本を読むこととした。
誰もいない店内は、心地よい音楽が流されて快適で、従業員も暇を持て余しているように見えた。
珈琲はミルクと砂糖入り(150円)とし、珈琲のお供としてチョコチップを注文した。
チョコチップは、美味しいことは美味しいが、1枚125円と少し高かった。
本を読んでいると、上映開始、30分前になったので、映画館へ向かった。
2018年03月30日
空は灰色の雲に広く覆われ、その下に綿あめのような雲が浮かんでいる。
この様な天気の日は、絶好のお散歩日和と言える。
と言う訳で、週末のお散歩を兼ねて、自宅から徒歩1時間半のところにあるクオリティ・センター内の映画館シネプレックスへ3週間前に封切られた映画“ゲームナイト”を見に行くこととした。
この日は、ニエレレ・K・ジュリアスロードに沿って設置されている、11,000Vの送電線の工事が行われていた。
この影響で、通りにある工場や事務所からは、発電機が動いている音が聞こえた。
この停電の影響で映画が中止になっているかもしれない不安を抱えながら、クオリティ・センターへ急ぐと、それは杞憂であることがわかった。
この映画は、この日に1回、午後3時45分から始まる予定になっており、また、封切られて3週間目のため、少しお値打ちで、250円である。
館内に少し早く入ったので、ポップコーンとお水300円を購入し、それらをつまみながら、本を読んだ。
時間が経つにつれて、家族連れやカップルのお客さんが増え、エミレーツのCAのような衣装をまとった案内係の女性も現れた。
映画は予定よりも数分遅れて始まり、この時は100名以上収容できるホールには、10名ほどの観客がすでに着席していた。
タンザニアらしく、映画が始まっているにも関わらず、携帯電話の照明で足元を照らしながら、次から次へとお客さんが入館し、最終的には20名以上となった。
ところで、映画のゲームナイトは、誘拐と言うハードボイルドな内容にもかかわらず、コミカルで、息苦しさは全く感じさせない。
それどころが、何度も吹き出してしまいそうになった。
ストーリも、二転三転して、何が本当なのかさっぱりわからず、観客の予想を裏切り続ける展開であった。
観終わって、この映画に対するIMDbの評価が、比較的高い理由が納得できた。
映画“パージ”とは異なり、家族で楽しめる、おすすめの映画です。
2018年03月29日
2018年03月28日
先週昼食をとった、商才を感じるおかみさんが仕切るレストラン“レディフード”のメニューに、気になるビリヤニがあることは、すでに紹介した。
メニューによると、事前に注文するようにとあり、しかも、お値段が他のお店よりも2割ほど高い。
ビリヤニとは関係ないが、このおかみさんはインド系タンザニア人でスワヒリ語を上手に操り、バンツー系タンザニア人の従業員へ適切に指示している。
更に、どのようなお客さんとも楽しそうに言葉を交わし、どうやら開かれた精神の持ち主の様である。
お歳は60歳くらいと思われるが、小柄で、はつらつとしており、声にも張りがある。
レディフードレストラン。
おかみさんに教えてもらった電話番号へ電話をし、チキンビリヤニを30分後にレストランで食べる旨を伝えた。
時間通り到着したレストランは、天井が低いためか、窓を開けても若干暑く、その中を、注文したピザを待つインド系タンザニア人家族4人が、扇風機からの風があたる席で、談笑していた。
テーブルの上には、最近発行されたばかりのフリーペーパー“アドバタイズメント”が置かれていたので、料理が提供されるまで、読むこととした。
半分ほど目を通したところで、男性の従業員が、お盆に料理を乗せて、こちらへ向かってくる気配がした。
チキンビリヤニの上に、雑誌アドバタイズメントがある。
チキンビリヤニは、お値段が他店のビリヤニよりも2割ほど高いので、豪勢なものをイメージしていたが、意外にも見た目は素朴であった。
しかし、スプーンにご飯をすくい、お口の中へ運ぶと、強い衝撃を受けた。
味が他店のビリヤニとは、明らかに違うのである。
他店は、ほとんど同じ味であるが、このレディフードのビリヤニのお味だけは独創的である。
この味を言葉で表現するのは難しいが、一口食べると、「心の中に1990年代のアジアの混沌の中にある気高さが広がった」とするのが、適切と感じる。
お口の中に広がった、その芳醇な香りは、意識を東南アジアから南アジアへ、そしてタンザニアへと誘うかのようであった。
味に深みがあり、その深さは漆黒の深淵を覗き込む思いであった。
おかみさんへその旨を伝えると、私がこのお店のビリヤニの特別な味に気が付いたことがうれしかったらしく、ビリヤニの秘密のレシピ―を教えてくれた。
それは、スパイスは市販のものを使っておらず、おかみさんが特別に手に入れたスパイスを、おかみさんの長年の研究結果により、混ぜる量を決めているとのことであった。
そして、そのスパイスの香りを嗅がせてくれた。
スパイスは3種類あり、食欲をそそる香りで、そのどれもが、強烈でかつ控え目の相反する個性を同時に放ち、存在感を感じさせるものであった。
そして、そのスパイスが、これだ
本邦初公開!
さらに、ご飯の中に混ぜられている薬味も独創的であり、スパイスとの相性もとてもよい。
おかみさんへ、5分毎にかかってくる電話の注文の多くが、ビリヤニであることに納得がいくおもいであった。
ビリヤニに興味がある人や、ビリヤニ道に邁進している人には、ぜひとも、1回は訪れてもらいたいレストランです。
2018年03月27日
ウパンガ地区の中心を貫いているマリックロードに、ヨガ&瞑想センターはある。
タンザニアでも、このような施設があるとは意外であった。
しかし、インドに近いスリランカでは、アユルベーダーがあったことから、インド系タンザニア人が多く住むこのエリアに、このような施設があることは、不思議と言うほどではない。
ところで、ヨガ&瞑想センターの塀には、いくつもの施術の写真が貼られており、どのようなコースがあるのか、とてもわかりやすい。
ただし、この写真の中で、気になることがある。それは・・・
なっ、なんだ。マッサージを受けているモデルが、ぶよぶよの体の親父だぁ
しかも、胸毛までしっかり生えているぅ。
さらによく見ると、マッサージをしている先生も、口ひげを生やしていて怪しい・・・
この写真から、なぜか、親近感が涌き、いつかマッサージを受けてみようと思った。。。